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わきの下の多汗症や足の裏の多汗症と違い、顔の多汗症は隠すことができません。顔に汗をかいていると思うと余計に緊張して、さらに汗をかいてしまうという悪循環も起こすこともあります。よって顔の多汗症は特に治したいと思う大きな理由になりますね。顔の多汗症は温熱性発汗ではなく、精神性発汗の一つともいえます。顔の多汗症を治す、とまではいかなくても汗を一時的に多汗症を治す、汗をおさえる方法があります。半側発汗という皮膚圧反射を利用した方法で、胸の乳輪あたりを強く圧迫するのです。これは体の圧迫されている側の汗が減り、反対側の汗が増えるという特性を利用して汗を抑える方法です。特に緊張した時、一時的に汗をとめたいという場合に使う方法です。
顔の多汗症を治す方法として、星状神経節ブロック療法という治療法があります。のどには主に上半身の交感神経をコントロールしている星のような形をした神経節があります。この神経節の近くに局所麻酔を注射し、一時的に交感神経の働きをブロックし、機能を麻痺させるという治療法です。星状神経節をブロックすることで、自律神経のバランスが整えられ、顔の多汗症を治すという方法です。この治療法は、脳の視床下部の機能が改善され、全身の血液の循環やホルモンの分泌が正常化すると考えられています。首から上の汗が止まるということで、顔の多汗症を治す方法として用いられることがあります。しかし、症状が完治する治療法ではありません。持続期間は数ヵ月から1年くらいといわれています。
顔の多汗症を治す治療法として、胸腔鏡下交感神経切除術という方法があります。汗が出るしくみとして、「汗を出せ」という指令が交感神経に伝えられて汗が出るのですから、交感神経節を切除してしまえば、汗が止まります。この治療法は、手のひらの多汗症を治す方法としてよく用いられる方法ですが、顔の多汗症を治す効果もあります。また、交感神経を切除することで、顔にいく交感神経が興奮するということがなくなり、赤面症が治ったという症例があります。顔の多汗症を治すために行った治療の思わぬ効果が出たという症例だそうです。
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