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わきの下の汗が異常に多い場合、わきの下の多汗症の可能性があります。しかし、多汗症と間違えやすい病気にわきががあります。わきがと多汗症は根本的な汗のもと、汗腺が違います。多汗症の汗は体温調節の役割を果たすエクリン腺から発生するのに対し、わきがの汗はアポクリン腺という動物性の臭いを発生させる汗腺から発生します。多汗症は臭いを発することはあまりないのですが、汗が多いので皮膚の雑菌と汗が混じりやすく、臭いが出ることがあるので、わきがと間違いやすいのです。わきがの場合も汗が多く、わきの部分のきばみや汗染みができるので、わきがと多汗症の区別がつきにくい場合もあります。わきがの人がすべて多汗症ではなく、多汗症の人がすべてわきがではありません。
多汗症というのは、暑い、運動後、など特別な理由がないのに大量の汗をかくことをいいますが、なんらかの病気がありそれが原因で汗が多くなることがあります。その一つは「症候性(続発性)多汗症」。この病気は全身に汗をかきます。症候性多汗症の原因として多いのは甲状腺機能亢進症です。エネルギー代謝や甲状腺ホルモンを分泌している甲状腺。このホルモンが亢進して様々な異常を引き起こす病気です。汗をかく他に、手がふるえたり、食欲があるのに体重が増える、全身の倦怠感、神経過敏によるイライラ、動悸、頻脈、筋力や集中力の低下などの症状がみられます。
多汗症ではないのに、多量の汗をかく場合は体質だけではなく、病気が原因の場合があります。更年期障害の症状の一つでかっと汗を多くかいたと思ったらすぐにひくホットフラッシュ、特に寝汗をかく悪性リンパ腫、薬物依存症の一つであるアルコール依存症、膵臓に腫瘍ができるインスリノーマ、心臓病にかかっている人に起こりやすい感染性心内膜炎などの病気が考えられます。このような病気が原因で汗を多くかく場合には、ほとんど他の症状も見られます。専門医のもとで適切な治療をしましょう。
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