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足の裏にすごい汗をかくので、靴をぬいで歩くと床に足跡ができてしまう、または靴下が湿っている、などの症状を足裏多汗症といいます。足の裏は体の中でも汗腺が密集した場所なので汗もかきやすく、また、足の裏は靴下やストッキング、靴などで密閉された状態のため、臭いの原因にもなります。また足の裏に汗をかくと、湿度も高いので、足の裏の多汗症の人は水虫になりやすいともいわれています。足の裏の多汗症も手のひらの多汗症と同様、精神的なストレスからくる精神性発汗が多いとされています。足の裏の多汗症と手のひらの多汗症を併発しているケースも少なくありません。
足の裏に大量の汗をかき、それが密閉した場所であると臭いや水虫が発生しやすくなります。さらに、足の裏の多汗症の人には指に小さなぶつぶつができることがあります。これは「異汗症」や「汗疱」と呼ばれる湿疹の一種です。原因としては足の裏の汗は外に出られず、皮膚の中にたまってしまうことが原因です。これらの湿疹ができると炎症を起こしたり、赤くなってかゆみをともなったりします。こうならないためにも、足の裏の多汗症は特に予防が必要です。通気性のいい靴を選んで履いたり、毎日同じ靴を履かない、汗をかいた足を拭いたり、洗ったりこまめに手入れをし、足の裏の汗をそのままにせず、常に清潔に保つことが大切です。
足の裏の汗を止める治療としては、腰部交感神経節ブロックがあります。腰椎の交感神経に針を刺してブロックする方法です。腰部には胸部と違い肺がないので、交感神経の位置が腰椎の横にあるため比較的簡単に交感神経節のところまで針を持っていくことが可能です。このため足の裏の多汗症の治療は成功率が高く、5年は再発しないとされています。ただし、腰部交感神経節ブロックを受けると、ひざから下の汗が止まるものの、特に顔、首、胸などに代償性発汗があります。この部分の汗はすぐに蒸発するので、あまり気にならないとはいわれていますが、ボトックス治療を希望する人も少なくないようです。
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