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多汗症に場合、顔だけに汗をかくケースというのもあります。緊張したり、人前に出たりした時に汗をかくと周囲の視線が気になり、精神的負担によってさらに顔に汗をかいてしまうのです。特に顔はわきの下や足の裏などと違い、隠すことができない場所です。そのことで精神的に緊張し顔の汗がひどくなるのです。顔に汗をかく原因の一つにエクリン腺があります。エクリン腺は体全体にありますが、特に顔、額の部分は最もエクリン腺の密度が高い場所なのです。そのせいで、顔や額には多量の汗をかきやすく、多汗症の症状が出やすい場所ともいえるのです。
多汗症以外で顔に汗をかく原因として更年期障害が原因で顔に汗をかく場合もあります。更年期になると、のぼせや顔のほてり、顔の汗や首筋、わき、胸など上半身を中心に大量の汗をかきます。突然、顔に汗がふきだすように出ることもあります。この汗の原因は汗腺の調節機能をコントロールする女性ホルモンの減少が原因。コントロールする機能が失われるので、いつでも大量の汗をかくのです。これは多汗症とは異なります。また、高血圧や痛風、甲状腺障害なども考えられます。さらに極度な緊張が続くことで、自律神経に影響が及び、体温を正しく調整できず、自律神経失調症になることもあるそうです。これも多汗の原因になります。
人前に出ると話しができなくなったり、手足がふるえてしまう症状をあがり症といいますが、同じように人前に出ると顔が赤くなってしまう症状を赤面症といいます。あがり症や赤面症は顔の多汗症と同じ交感神経が関係していて、緊張状態になると交感神経が反応し、血流が増え、体温を上昇させ結果、汗が出ます。さらに赤面症や多汗症の症状を感じ、それが恐怖になったりするとさらに体温を上げてしまうのです。体温の上昇を抑えるために多くの汗をかいたりするのです。顔の多汗症の治療で胸腔鏡下交感神経切除術は、赤面症にも効果的だということが分かっていて、多汗症の合併症の治療を目的として行われている例もあるそうです。
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